漫画家の祭さんは、おみくじちゃんとあみだちゃんというチンチラの母子、元保護チンチラの福くん、デグーの棟梁ちゃんというネズミさんたちと一緒に生活しています。
最近の祭さんの日課は、ネズミさんたちのおやつ隠し。というのも、部屋んぽ中にちょっと目を離すと、隠しておいたはずのおやつがすぐに見つかってしまうから。餌は十分に与えているし、おやつもきちんと渡しているのですが、野生生物としての本能なのか、はたまた性格的に卑しいのか、とにかく美味しそうな匂いのするものを見つけると、ネズミさんたちは手と歯で器用に袋を破り、口に入れてしまうのです。
ちなみになぜ、祭さんがここまで徹底的におやつを隠しているかというと、ひとえにネズミさんたちの健康を考えてのこと。おやつの食べすぎは食欲不振や体調不良につながりますし、本来の食事である牧草を食べないと歯が伸びすぎて、命にかかわる事態にもなりかねないからです。
匂いが漏れないように、チャック袋で二重にくるみ、衣料品など全然関係のないものに混ぜて、今日もおやつ隠しはバッチリ。あみだちゃんを部屋に放し、恒例のケージ掃除を始めた祭さん。
ふと見ると、おやつの入っている付近をお散歩しているあみだちゃんの姿。「今日は対策もしたし、大丈夫。」と掃除を続けますが、数分後にまた見ると、そこには隠していたはずのおやつを手にしているあみだちゃんの姿が!