みなさんは、「レンタル彼女」「レンタルなんもしない人」などのサービスをお聞きになったことはありますか? テレビやネットニュースなどでも取り上げられて話題になったので、ご存じの方も多いかもしれません。これらを皮切りに、いまでは「え!? こんなものまでレンタルできるの」と思うような一風変わったサービスが増えてきています。
そこでこの記事では、最近話題になっているサイト「デブカリ」をはじめ、意外なアイデアのレンタルサービスを3つご紹介します。
ぽっちゃり需要(?)に応える「デブカリ」
ぽっちゃりをレンタルできるというサイトが2021年4月にオープンしました。その名も「デブカリ」です。大きいサイズのメンズ服ブランドを展開する株式会社Mr.Bliss(ミスター・ブリス)が運営するサイトで、体重100kg以上の人を1時間2000円からレンタルすることができます。
このユーモアに富んだレンタルサービスにSNS上では、
「100kg越えの人を借りる必要性がわからない。」
「デブを借りるってどうなの?」
「デブカリって不穏な言葉だな」
と戸惑いの声が上がる一方で、
「コスプレイベントに参加するときデブキャラ役をお願いしたい」
「デブなら美味しいお店を知っていそう!」
「デブカリに知り合いのデブいないかな」
といったように評価や興味を示す声も多く見られました。
「デブカリ」は企業のみならず個人でも利用することができ、「さまざまなデブをレンタルできる」ことを売りにしています。レンタルできる人はサイト上の「デブ一覧」から確認することができ、「人生経験豊富なデブ社長」「占いとギターができるデブ」「踊れる陽気なデブ」などさまざまな人がいます。
このサービスは、「デブの魅力を知ってもらい、『デブ』というワードをネガティブなものからポジティブなものに変えたい」という運営者の思いから始まったそうです。そのため、登録条件も、
・全力で人を応援したいデブ
・原則として20歳以上、100kg以上のデブ
・デブとして誇りを持っていること
といったユニークなものになっています。「デブの力が必要だ」という人は活用してみましょう。
ちょっと休憩「足湯」レンタルサービス
なんとこちらのレンタルでは、足湯の設備をまるまる一式借りることができるのです。1日からレンタルをすることができ、設置から撤去まですべて業者が行ってくれます。
実際に六本木ヒルズでの夏祭りやアクアラインマラソンで設置され、多くの人に利用されたとのこと。このサービスのサイト内でも、イベントなどでブースに設置することで「幅広い年齢層に喜ばれる」「リラックスできるうえ、一緒に足を浸していると、見知らぬ人との会話もはずみます」と紹介されています。
こちらで準備が必要なものは、スペース・水・電源のみですので、イベントやお祭りなどに憩いの場として設置するのもいいかもしれません。
自治体なども行っている「無人島」レンタルサービス
いまの時代、なんと無人島までレンタルできてしまうのです。「無人島に一つだけ持っていくとしたら何を持っていく?」という質問が、現実のものとなります。どんなことができるのか、想像が膨らみますよね。ネット上でも、
「1週間無人島を貸し切ってのんびりしたい」
「友達みんなと無人島を貸し切っておにごっこをしたら楽しそう」
といったやりたいことを想像するコメントから、
「無人島を貸し切っても広すぎてどう活用していいかわからない」
「無人島貸し切って遊ぶほど友達がいない」
などのスケールが大きすぎるため活用方法に悩むといったコメントまでありました。日本国内では、
・東京ドーム10個分の大きさもある地ノ島(和歌山県)
・大自然に囲まれた屋那覇島(沖縄県)
・さまざまなアクティビティがある田島(長崎県)
・瀬戸内海に浮かぶくじら島(和歌山県)
などさまざま無人島があり、安いところですと4万円程度から貸し切ることができます。地方公共団体が貸し出しを行っていることが多いので、確認してみましょう。
長期休暇にみんなで無人島を貸し切って、大人数でのバーベキューや結婚式、本格的なサバイバルゲームや映画の野外上映会など、普段できないことをやってみるのも面白いかもしれません。
どれも一度は利用してみたい面白いサービスばかりです。どのように利用しようか考えるだけでも、わくわくしてきませんか? ここで紹介したサービス以外にも、宇宙服や高級車のレンタルサービスなどもあります。便利で楽しいレンタルサービス、機会があればぜひ利用してみてください。
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