さいごに
今回は、60代世帯の貯蓄について、「ある世帯」と「ない世帯」の違いに着目しながら眺めていきました。
50代でお子さんが独立され夫婦水入らずの生活が始まるご家庭もあるでしょう。一方で還暦過ぎても住宅ローンの返済や教育費の支払いが続くご家庭も珍しくありません。
各家庭のマネープランや貯蓄の進捗状況は、収入や家族構成などさまざまな要因の影響を受けるものです。
とはいえ、60代時点での貯蓄のすがたは、若い頃からの資産形成への意識による部分が大きいものと考えることは、あながち間違いではないといえそうです。
「人生100年時代」はすぐそこまで来ています。
現役世代の私たちの老後生活は、想像以上に長いものとなる可能性が・・・。
家計管理能力そして貯蓄を継続する根気は、安心して生きていく上で欠かせないものです。さらに、それらのスキルを磨くことは、結果的に資産形成に対する前向きな姿勢に繋がるのではないかと筆者は感じています。
お金の悩みごとは、ご家庭ごとに異なります。また、親しい間柄どうしでも相談しにくい話題でしょう。
「いまの貯蓄状況で老後の生活は大丈夫かしら・・・」
こんな漠然とした「お金の不安」をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。資産運用のプロフェッショナルと二人三脚であれば、解決策を探す糸口が見つかるかもしれません。