さいごに
今回は『厚生年金「月30万円以上の高額受給者」の割合』と題して、現在年金を受給しているみなさんの受給額をながめていきました。
厚生年金の受給額の平均や現状、そして、ひと月30万円以上受給できる人は全体のほんの一握りである、ということがお分かりいただけたかと思います。
公的年金を「唯一の命綱」とする老後はあまりにも心もとない・・・
そう感じていらっしゃる方は少なくないでしょう。
心身ともにゆとりあるセカンドライフを送るためには、健康、そして「お金」もたいせつですね。
迫りくる人生100年時代。長寿を見据えた老後資金の準備は、できるだけ早めにスタートされることをおすすめします。
「目前の出費のやりくりで精一杯。老後のお金まで考える余裕はない・・・」
働き盛りの若い世代のみなさんからは、そんな本音も聞こえてきそうです。
とはいえ、さきほども触れたように、お金を「貯めて・増やす」ためには、時間をかけてコツコツ運用していく心構えがたいせつです。
「今の我が家の貯蓄で老後は安心できそうか・・・」
「効率的なお金の育て方があれば知りたい!」
そんなお金の悩みや疑問をお持ちの方は、お金のプロのアドバイスを参考にしながら資産形成をすすめていかれることをおすすめします。
長引くコロナ禍、現役世代の仕事やお金を取り巻く環境は、極めて先行き不透明。こんな時代こそ、お金に働いてもらう、つまり「資産運用」に目を向けるチャンスかもしれませんね。
参考資料
金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査 令和2年調査結果」
厚生労働省年金局「令和元年度厚生年金・国民年金事業の概況」
谷口裕梨(LIMO)「厚生年金を月30万円以上もらえるのは何割か」