「老後のお金」を考える

今回は『厚生年金「月30万円以上の高額受給者」の割合』と題して、現在年金を受給しているみなさんの受給額をながめていきました。

「現役時代にがんばって働いたぶん、老後は悠々自適に暮らしたい」

そんな願いをかなえるために必要なものの中に、健康、そしてお金が含まれていることは確かでしょう。

「大きな病気になったり、介護が必要になったりしたらどうしよう?」「老人ホームに入るにはどのくらいお金がかかるの?」

老後のお金への心配ごと、というとこんなイメージを持たれる人が多いかもしれません。

筆者自身が日頃高齢の身内と接していて痛感するのは、老後に必要となるお金は、いわゆる「必要経費(病気や介護に対応するためのお金、ということです)」だけではないということ。

若い頃に忙しくて諦めていた趣味を楽しんだり、孫にお小遣いを奮発したり、コロナ禍で会えなくなった友人と繋がるためにタブレット端末を買ったり…。

そんな遊びの部分のお金は、心豊かな老後の生活を送るための、これまた「必要経費」であると考えます。

健康管理もお金の管理も、若いころからの積み重ねがモノをいう部分が大きいことは、みなさんも感じていらっしゃることかと思います。

長い老後の生活を見据えた資金形成のスタートは、先手先手で取り組んでいきたいものですね。

「お金のことって難しくてわかりにくい」「老後資金なんて遠い将来の話はピンとこないけど…」

そんな方は、一度資産運用のプロのアドバイスを受けてみるとよいかもしれません。

あなたとご家族にぴったりの「お金の育て方」を見つけるきっかけになるかもしれません。

参考資料

金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査 令和2年調査結果
厚生労働省年金局「令和元年度厚生年金・国民年金事業の概況
谷口裕梨(LIMO)「厚生年金を月30万円以上もらえるのは何割か