育児や家事、そしてパートなど、主婦は毎日とても忙しいもの。コロナ禍で家計の厳しさが叫ばれる中、家計を回していくだけで一苦労という人も少なくないですよね。
厚生労働省が取りまとめている「国民生活基礎調査」は3年毎に大規模調査を実施していますが、2019年調査内の「各種世帯の所得等の状況」によると、平成30年の「児童のいる世帯」の平均貯蓄は723万8千円であるそうです。さらに、そのうち約21%は貯蓄が1000万円を越えていることが分かります。子育てしながら1000万円以上貯金している人が5人に1人はいるということです。
今回は、そんな1000万円貯蓄した主婦たちも実践する3つの「やめた」に注目。日頃の負担を軽減しながら、しっかり節約につなげるテクニックをご紹介します。
「コーディネート」をやめた
「すぐサイズアウトする子ども服は数枚の組み合わせでシーズンを乗り切っていることに気づき、自分もこれで回せるのではと気づいたのがきっかけです。服の組み合わせが単純化されたのでコーデの手間がなくなっただけではなく、くたびれたら買い替えるというルーティンになって、似合わない服を買ってしまう失敗もなくなりました」(Rさん・37歳)
クローゼットがパンパンなのに着る服がない、という悩みを持つ方は少なくありません。そんなときは、本当に似合う服・気に入っている服・着心地のいい服をクローゼットから選び取り、「スタメンだけのクローゼット」をつくってみましょう。意外とそれだけでも着回しに困らないことに気づくはずです。ほぼ着ていないのにクリーニングに出していたコートやデザインがしっくりこなくなった服は、これを機に手放してもいいでしょう。
「自分のお気に入りが分かったので、流行に乗ってとりあえず買ってみようという欲も減ってきました。かつては服だけで1シーズンごとに数万円使っていましたが、今は年間で2万円以下におさまっています」(Rさん)