「ミスド」の愛称で親しまれているミスタードーナツは、創業50周年を迎えるほど長きに渡り多くの人々に親しまれ続けている会社です。日本人にとってなじみのなかったドーナツを身近にしてくれた存在ともいえます。
そんなミスドの中でも人気シリーズとなっているのが「misdo meets」です。今回、ミスドでは2021年3月12日(金)から宇治茶専門店「祇園辻利」と共同開発した『misdo meets 祇園辻利 第1弾 咲く抹茶』を数量・期間限定で発売。魅力的な合計5種のドーナッツが登場しました。毎年、辻利とのコラボを楽しみにしているファンたちを中心に、早くも話題となっているようです。
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日本のミスタードーナツは株式会社ダスキンによって運営されています。国内の店舗数は977ショップとなっており(2020年3月31現在)、ドーナツチェーンといえばミスタードーナツといっていいほどのシェアを誇っています。株式会社ダスキンが2021年2月に発表した「2021年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」によりますと、ミスタードーナツが属するダスキン内の「フードグループ」全体の売上高は、前年同期から13億100万円(4.7%)減少、263億7700万円となりました。営業利益も6億8100万円(55.5%)減少し5億4500万円という結果に。
ミスタードーナツでは「ミスドゴハン」の強化をはかっているそうですが、コロナ禍によるイートインの売上の減少が大きかったことや、稼働店舗数が減少したことなどが影響し苦戦が続いているようです。
ただ、テイクアウトについては持ち帰りの需要増に伴う客数増加に加え、買い上げ個数の増加によりお客様単価も上昇し売上は増加しているとのこと。50周年アンバサダー菅田将暉さんによる数量限定のスペシャルテイクアウトBOXがテイクアウト売上の増加に寄与するなど、独自の戦略を進めています。
また、2021年1月に期間限定で始まった「ピエール マルコリーニ(PIERRE MARCOLINI)」と共同開発した「misdo meets PIERRE MARCOLINI ピエール マルコリーニ コレクション」が大人気となるなど、『misdo meets』シリーズは好評なようです。