「老後の赤字」を食い止めるために、若いうちからできることとは?
数十年続くセカンドライフをゆとりあるものにするためには、若い頃からの資金形成が大切であるといえるでしょう。
夫婦世帯であれば、現役時代は子育て費用や住宅ローンの返済といったコアな固定費が老後も続いている場合もあり得ます。
単身世帯(いわゆる「おひとりさま」)、特に女性の一人世帯の場合は、より厳しい老後生活となることも考えられます。夫婦世帯以上に、健康管理や資金形成に力を入れていく必要がありそうです。
これは男女問わずいえることですが、日頃の健康管理や家計管理が、老後の・家計管理などの自己管理が重要になります。早くから老後に向けた貯蓄を計画していきましょう。
たとえば冒頭で触れた「2000万円」。この金額は私たちの大多数にとって、一朝一夕でなせるものではないはずです。若いうちから、コツコツとお金を「貯めて、育てて」いくことが大切であるといえるでしょう。
つみたてNISA・iDeCoの活用
つみたてNISAやiDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)などの税制優遇制度を利用してつみたて投資をすると、「長期・分散・つみたて」投資の力によって、積み立てた金額以上にお金を育てることが期待できます。
個人年金保険の活用
個人年金保険で毎月将来の年金資金を積み立てると、「個人年金控除」が利用できますので、年末調整で課税所得から最大4万円控除することができます。(※一定の条件を満たした場合)
つみたてNISA・iDeCo・個人年金といった税制優遇制度をうまく組み合わせていくことで、ゆとりある老後の生活に向けたお金の準備を進めることができそうです。
資産運用は長期間運用するほど「リスクが軽減され、安定したリターンが期待できる」といった傾向があると一般的にはいわれています。
長い老後を視野に入れたマネープランは、働き盛りの若い頃から意識しておきたいものですね。