現役終盤50代。老後資金の準備に「隙」はないか

DanIce/shutterstock.com

還暦を過ぎても働き続ける人が増えました。とはいえ、50代といえばやはり「現役生活の終盤」としての位置づけが強い時期であると考えてよいでしょう。

還暦までのラストスパートともいえる50代は、「老後の生活に向けたお金」に意識が向く人が増えるタイミングでもありそうです。

今回は、『現役終盤50代。老後資金の準備に「隙」はないか』と題し、50代の貯蓄事情をながめつつ、老後のお金についても考えていきたいと思います。

続きを読む

現役終盤50代の貯蓄事情

50代世帯にフォーカスする前に、まずは全世代の貯蓄状況をみてみましょう。総務省が2020年5月に公表した「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2019年(令和元年)平均結果-(二人以上の世帯)」によると、世帯当たりの貯蓄額は以下の通りとなっています。

  • 1世帯当たり貯蓄現在高・・・1755万円
  • 貯蓄保有世帯の中央値・・・1033万円

貯蓄現在高と貯蓄保有世帯の中央値には差がありますが、どちらも1000万円を超えています。こうみると、意外と多くの世帯が貯蓄1000万円を達成しているようにみえますね。

貯蓄に含まれる「預貯金」はどのくらい?

さきほどの貯蓄額のうち、「預貯金」の平均額はどのくらいなのでしょうか。

前出の「家計調査報告」によると、預貯金の平均金額は1138万円となっています。では、その内訳をみていきましょう。

  • 「通貨性預貯金」(普通銀行や郵便貯金銀行など)・・・494万円
  • 「定期性預貯金」(普通銀行や郵便貯金銀行など)・・・644万円

ここでも、やはり平均値は1000万円を超える結果となりました。全体の貯蓄の状況が掴めたところで、50代の貯蓄事情についてみていきましょう。

参考記事

ニュースレター

メールアドレスをご登録いただくと、毎朝LIMOの更新情報をお届けいたします。
執筆者

 早稲田大学第一文学部卒。学参系編集プロダクションなどで校正・校閲・執筆を学ぶ。人文・社会系一般書籍、中学・高校社会科教材、就職試験問題の制作関連業務において15年以上の経験を持つ。現在はLIMO編集部において、金融系メディアの編集者兼執筆者として、コンテンツ制作や編集に携わる。紙媒体での経験を生かし「お金とくらし」にまつわる情報を丁寧に発信している。