店長と客の関係 

現在は会社員として働いている20代の奈々(仮名)さんは、学生時代にアルバイトとして働いていたクラブで、不倫劇を見てしまったといいます。

「私が働いていたクラブで、店長とお客様の不倫劇がありました。もちろん、お客との関係はご法度なのですが……その不倫が同性同士だったので、特によく覚えています。」

奈々さんに詳しく話を聞けば、ことの始まりは青年が仕事の接待でこのクラブを利用したときのこと。その日に店長を見かけた青年が一目ぼれをしたようで、ホステスに見向きもせず通いつめるようになったのだとか。

「ホステスをテーブルにつけても文句ばかり。あまりの悪態に、逃げ出すホステスもいました。性格は最悪ですね。それでも、店長の前では猫なで声でニコニコしているのです。ただそれが許されるほど、彼はかなりの“美形”でした。着飾った私たちよりも、オーラのある美しさがあったのです。」

50代の冴えない店長のどこがよかったのか、疑問だった奈々さん。最初は困り顔で対応していた店長も、その美しさから次第に心を動かされたように見えました。

女性スタッフは見ぬふり 

あるときから、青年の態度があきらかに変わったといいます。

「私たちスタッフへ勝手に指示を出したり、スタッフルームへ勝手に入ってきたり。青年に注意をしても、店長へ伝えても変化がなかったので……そういうことですよね。ふたりが付き合うようになってからというもの、店内の雰囲気が変わりました。前までは常連さんと楽しく会話ができたのに、彼がいるとお客様の前でも平気で怒鳴るので、店内の雰囲気はどんよりしていました。この頃から、やっていけない…と、辞めていくスタッフが出始めました。」

こうして、どんどん悪い方向へむかっていくのでした。