自分の退職金額を上司や先輩に尋ねたことがある人は、どれくらいいるでしょうか。
退職金規定を調べて計算したことがある人もいるかもしれません。
退職金の金額を思い浮かべると、仕事を辞めたくなったとしても、なんとか踏みとどまれたりすることもあるかもしれませんね。
私は大学卒業後、信用金庫での勤務経験があり、FPの資格を持つファイナンシャルアドバイザーとして、多くの方のファイナンシャルプラニングに関わってきました。
そこで今回は、会社員の退職金について見ていきたいと思います。
会社員は退職金をどれくらいもらっているのか
厚生労働省公表の「平成9年賃金労働制度等総合調査結果概要速報」によると、平成9年の大卒の定年退職金の平均金額(男性)は2871万円(勤続35年以上3203万円)でした。
果たして、今現在、会社員の退職金はいくらになっているでしょうか。
厚生労働省の「平成30年就労条件総合調査 結果の概況(一時金・年金)の支給実態」によると、最終学歴別の退職者1人平均退職給付額は以下の通りです。
大学・大学院卒(管理・事務・技術職)
- 定年:1983万円
- 会社都合:2156万円
- 自己都合:1519万円
- 早期優遇:2326万円