ディスプレイオーディオのメリット
ディスプレイオーディオの特徴などがわかったところで、このオーディオの良い点を確認していきます。
ディスプレイオーディオの良いところは、前述したように「スマホとの強力な連携」です。特にカーナビとしての機能については、従来のカーナビですと購入時の地図データから更新する際に数万円の費用がかかりますが、スマホのナビアプリの場合は、無料で「ほぼリアルタイム」の頻度で地図が更新されます。つまり、カーナビの地図が古くなったから高額な費用をかけて地図更新をしなくても済むということになりますね。
このディスプレイオーディオは、トヨタやマツダといったメーカーで発売されている現行車種に搭載されていますが、これら以外のメーカーの場合はアフターパーツメーカーから発売されているディスプレイオーディオを購入することで使用することができます。
またこれらのオーディオは、カーナビと比較すると安価に購入することができます。
ディスプレイオーディオのデメリットは?
逆にディスプレイオーディオの悪いところを確認していきましょう。
メーカー純正でディスプレイオーディオが取り付けられている場合、社外カーナビを取り付けるということがまず不可能になります。車種によってはディスプレイオーディオを取り外して社外カーナビを取り付けられるキットを販売しているショップも出てきているようですが、追加で費用がかかります。
またディスプレイオーディオはCDで音楽を聴く機能が標準で付いていません(別途オプション購入の必要あり)ので、音楽を聴きたい場合はスマホやBluetooth機能を有したオーディオ機器を接続する必要があります。
また、スマホを所有していないいわゆる「ガラケー」ユーザーにとっては、スマホ連携機能を全く使うことができないということになりますから、ディスプレイオーディオの機能を最大限に生かすことができなくなります。
おわりに
ディスプレイオーディオはスマホ連携できるということもあり、これから採用されるメーカーや車種が増えてくることでしょう。一長一短ありますが先進的な機能を有していてさらに安価ですので、オーディオ交換をする際の選択肢としても有力となるかもしれません。
宇野 源一