漫画家の祭さんは、おみくじちゃんとあみだちゃんというチンチラの母子、つい最近仲間入りした保護チンチラの福くん、デグーの棟梁ちゃんというネズミさんたちと一緒に生活しています。福くんとともに保護されたチンチラさんの里親探しと、なかなか新しい環境になじめない福くんの世話で、大忙しだった祭さん。里親探しが一段落し、あとは福くんの人見知りが解消するのを待つだけ…となったある日、先住チンチラのあみだちゃんの様子がおかしいことに気がつきます。

お昼寝に使っている猫用ベッドの下に潜り込んで、ゴロゴロしているあみだちゃん。「あみちゃん、どしたの?そんな変なところで寝なくてもいいじゃない?」と祭さんが声を掛けますが、ぶすっとした様子で反応しようとしません。

「変なところで寝るってことは、室温が高いのか?…いや、ご飯も食べてるし、水も飲んでる。今は眠い時間でもないし…。」と、環境、体調不良、眠気とあらゆる面から、悪いところを考えてみる祭さん。しかし、どれも今のあみだちゃんの状態には当てはまりません。

「あ、もしかして…」