勤務年数でみる、会社員の退職金はいくらか
次に勤続年数別の定年退職金の金額についてもみていきたいと思います。先程の調査結果の勤続年数別の内訳は以下の通りです。
大学・大学院卒
- 勤続20年~24年:1267万円
- 25年~29年:1395万円
- 30年~34年:1794万円
- 35年以上:2173万円
高校卒(管理・事務・技術職)
- 勤続20年~24年:525万円
- 25年~29年:745万円
- 30年~34年:928万円
- 35年以上:1954万円
高校卒(現業職)
- 勤続20年~24年:421万円
- 25年~29年:610万円
- 30年~34年:814万円
- 35年以上:1629万円
職業別にみる、会社員の定年退職金はいくらか
最後に職業別に会社員の定年退職金をみてみたいと思います。
中央労働委員会公表の「令和元年賃金事情等総合調査 退職金、年金及び定年制事情調査」によると、職業別の大金退職金額は以下の通りです。
産業別退職事由ごとの平均退職金額(定年)
鉱業:2305万9000円
製造業計:1142万2000円
- 食品・たばこ:1715万9000円
- 繊維:705万4000円
- パルプ・製紙:1569万7000円
- 化学:2178万5000円
- 石油:2062万7000円
- 窯業・土石製品:2195万3000円
- 製鉄・製鋼:1724万5000円
- 非鉄金属:2381万2000円
- 機械:1279万円
- 電気機器:1790万3000円
- 車輌・自動車:452万3000円
- 造船:2090万3000円
- 建設:869万8000円
銀行・保険:1445万7000円
私鉄・バス:1352万7000円
海運・倉庫:1234万3000円
電力:1513万7000円
百貨店・スーパー:2096万8000円
商事:842万円
新聞・放送:1808万7000円
ホテル・旅行:2187万6000円
調査産業の平均は1213万8000円となります。
このように、学歴や退職事由、勤務年数だけでなく、職業別に見ても退職金には大きな差があることがわかります。