2021年に新成人となる人たちは、早生まれの人を除いて、20世紀生まれ最後の新成人となります。また、今年の成人式は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大の影響で中止や延期となる地域もあり、残念でもあります。
毎年、ネット自動車保険大手のソニー損保がその年の新成人を対象に「カーライフ意識」に関するネット調査を行っていますが、2021年の新成人たちは車に対してどのような意識を持っているのでしょうか。昨今は「若者の車離れ」などと言われていますが、実際はどうなのか。考えていきます。
新成人の運転免許保有率は約半数。マイカー所有率は?
今年の新成人の運転免許保有率は51.3%という結果でした。そのなかで「オートマ限定免許」の保有率はおよそ7割。3割がマニュアル免許を保有していることに驚くべきか、オートマ限定の割合が多いことに驚くべきなのか。ただ近年、メーカー各社から発売されている新車から考えると、マニュアル車に魅力を感じていない人の方が多いのではないでしょうか。マニュアル免許を取得した3割の新成人の中には、純粋にマニュアル車に乗りたいからという人も多いかと思いますが、一定数は「親に勧められた」とか「就職で必要になるかもしれない」といった理由もありそうですね。
ちなみに今回の調査で1,000人が回答したとのことですが、その中でマイカーを所有している割合は14.4%とのことでした。免許を保有している割合が全体の半分ですので、免許を保有しているうちの約3 割が自分の車を持っているということになります。