預貯金以外でどう増やすか、2021年の投資ハウツー
さてはたらく世代ともいえる20代から40代ですが、とくに給与が上がって安定してくる30代40代は結婚出産、教育費、住宅ローンなどライフイベントが多いため貯蓄がしにくいという面があります。
それでも人生100年時代と言われる今は、老後に対する不安はどの世代も抱えています。
早くから対策出来れば安心した老後が迎えられますので、今から投資することに慣れておきましょう。
投資と投機は違うもの
よくある資産運用の勘違いとして投資と投機を誤ってしまうことがあります。
投資とは中長期的な資産運用をしていくことで、利益を安定させて収入を得ていくことを目的としています。
一方投機とは短期間で金融商品の売買を繰り返しながら利益を得ていくことを目的としています。FXや仮想通貨などがこれにあたります。誰かが勝てば誰かが負けるという「ゼロサムゲーム」と言われ、ギャンブル性が高くなります。
投資と投機は分けて考え、老後への準備に使うならば投資をするようにしましょう。
長期・分散・積立を意識する
いざ資産運用を始めようと思ったときに意識していただきたいのが「長期・分散・積立」です。
資産運用の成功のポイントは「20年以上」の時間をかけることです。こうすることでリターンを安定させる効果が出ます。
そして特定の商品ではなく、幅広い商品を組み合わせて持つことで、商品の価値が下がって資産が目減りすることを避けることが出来ます。
さらに毎月決まった金額を積立することで、買うタイミングを選ばないようにすることが出来ます。お金のプロでもタイミングは分からないといわれるように、買い時を待っていても判断出来ないためです。
ただし、どんな商品を選んで投資するかで将来の利益が決まってしまいます。自分だけのポートフォリオ(金融資産の組み合わせのこと)を作るためには、数ある金融商品やリスクの許容度、銘柄選択、投資経験などを踏まえて決定する必要があります。