その他では、三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)や野村ホールディングス(8604)など金融株が買い戻されたことが目を引きましたが、こちらも反発は限定的に止まりました。
日経平均株価の下落に寄与した下位3銘柄
- ソフトバンクグループ(9984)
- 日野自動車(7205)
- アドバンテスト(6857)
ハイテク株では、ソニー(6758)が冴えない値動きとなり、NEC(6701)や三菱電機(6503)も値を下げましたが、いずれも大きな下落には至りませんでした。
また、自動車株では北米工場の操業停止を発表したトラック最大手の日野自動車(7205)が一時▲13%超安の暴落となりましたが、他の主力自動車株は総じて値を上げており、全体には大きな影響はなかったと見られます。
その他では、米国証券取引委員会(SEC)が仮想通貨XRP(リップル)を投資家保護違反で提訴し、XRP自体も大暴落。これを受け、XRPを手掛ける企業へ最大出資しているSBIホールディングス(8473)が一時▲13%安に迫る暴落となり、終値も▲11%超安のまま引けました。
さらに、他の仮想通貨にもネガティブな思惑が広がり、マネックスグループ(8698)やGMOフィナンシャルホールディングス(7177)など他のネット証券株も下落しています。
葛西 裕一