お金をかけたい、節約したい意識が低下

お金をかけたいことと節約したいことで、いずれも昨年よりもポイントがダウンしていることがわかりました。この背景には、何にお金を使ったらいいのか、何を削ったらいいのかが曖昧な、いってみれば「家計方針不在」あるいは「家計方針迷子」の家庭の存在があります。今年はCOVID-19によって経済がこの先どうなっていくのか不透明でしたし、それによって家計の収入も不安定になることもあったでしょう。そのような不安材料も家計の方針を決められない要因になったのではないでしょうか。

まとめ

COVID-19によって家計が心配になってしまうと、お金の使い道もいろいろ考えてしまい、逆に選択肢が増えてしまうのかもしれません。そうなると「あれもこれも」になってしまい、結局どれも中途半端になってしまう恐れもあります。このような時だからこそ、「ここにお金を使う」「ここは節約する」と明確な指針があった方が家計管理がしやすくなるのかもしれませんね。

【参考】

日本のママ白書2020年度緊急版(コロナ影響把握版)」㈱マインドシェア

【調査概要】

調査方法:インターネット調査
調査対象:全国9カ月~9歳の長子がいる女性(ママ):1,002名
※居住エリアは人口比率に基づき割付
※新型コロナウイルス流行前後での意識・行動の変化を聴取するため、
 新型コロナウイルス流行前(2020年1月以前)に長子を出産した女性を対象
・一部、2019年データと経年による変化を分析
・調査期間:2020年10月16日~10月19日
・設問数:全36問

渡辺 ももえ