ボーナス併用払いと均等払いをシミュレーションすると…
ボーナス併用払いと均等払い、借り入れする金額や金利が同じだとした場合、支払う総額に違いがあるのかどうかをシミュレーションしてみましょう。
ここでは、300万円の車を年利2.50%の5年ローン(60回支払い)で購入すると仮定し均等払いと年2回(7月と12月)のボーナス月に10万円支払う場合で見ていきます。
ローンシミュレーションは日産フィナンシャルサービスのローンシミュレーションを利用します。
60回均等払いをした場合
初回:5万5,722円
2回目以降:5万3,200円
支払総額:319万4,522円
ボーナス併用払い
借入する先によっては「指定した金額のみ支払う」方法と「ボーナスを加算」する方法の2パターンがあります。一般的にディーラーローンが前者、金融機関などで借り入れると後者となります。それぞれ確認してきます。
ディーラーローンの場合
初回:4万6,919円
2回目以降:4万3,900円
ボーナス月:10万円
支払総額:319万8,019円
金融機関等の場合
初回:4万1,025円
2回目以降:3万6,500円
ボーナス月:13万6,500円
支払総額:319万4,525円
(※イオンプロダクトファイナンスのシミュレーターで試算)
このように、ディーラーローンを利用する場合のみを見ていけば、実は均等払いの方がわずかですが金利負担が安いということが分りました。このシミュレーションはあくまでも目安となりますので、実際に借り入れをする際の参考までにとどめておいてください。
ボーナスに頼っている場合でも均等払いがおすすめ
先ほどのシミュレーション結果を見ていくと、年間支払額は均等払いで約63万8,400円、ボーナス併用払いが約63万9,000円とそれほど支払総額に差がないようです。ディーラーローン利用に限っては、均等払いの方が総額が安くなりますね。仮にボーナスに頼るとしても、均等払いを選択した方が、このシミュレーション上ではメリットの方が大きいといえるでしょう。ボーナス支給時に半年分の差額を貯金しておいて、支払いに充てた方が多少ですがお得になります。またボーナス支給額が仮に減ったとしても、収支計画を見直すことでローンの支払いを滞らせてしまう可能性が下がってきます。
ちなみに給料の入金口座とローンの支払い口座を分けておいて、ボーナス支給時に差額を補填する名目で入金しておくのがおすすめの利用方法です。