2020年は、なんといってもコロナの年。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が経済や社会に大きなダメージを与えた年でもあります。2020年を振り返るという意味でも、PGF生命保険㈱が「人生の満足度に関する調査2020」を行いました。今年で6年目になる本調査では、COVID-19の影響が色濃く出る結果となったのでしょうか。

生活に満足していない人が多い結果に

PGF生命保険㈱が行った「人生の満足度に関する調査」において、まずは今年の振り返りとして生活満足度について質問をしています。「満足している」(「非常に満足している」と「やや満足している」の合計、以下同じ)は32.0%となり、「満足していない」(「全く満足していない」と「あまり満足していない」の合計、以下同じ)は35.9%でした。「満足していない」と回答した人の割合は、男女とも40代が最も多くなっています。

「満足している」との回答、高齢者と女性で割合が減少

「満足している」と回答した人を2019年と比較しながら性別で見てみると

  • 男性の場合:2019年31.9%→2020年31.1%
  • 女性の場合:2019年41.2%→2020年32.9%

男性は昨年とほぼ変わらないのですが、女性では8.3ポイントの下落になっています。

2020年の生活満足度について(出典:PGF生命調べ)

特に60代・70代女性では2019年50.5%→2020年37.0%と、10ポイント以上下がりました。実は60代・70代においては男性の下落も見られていて、2019年48.0%→2020年36.0%と12.0ポイントの下落です。人とのコミュニケーションの機会が減ったり旅行に行けなくなるなど、セカンドライフが楽しめないことも影響しているのかもしれません。