バブル崩壊後の最高値更新が続く日経平均、上昇トレンドはどこまでいくか

【日経平均株価】テクニカル分析 2020年11月29日

一方で、米国ではクリスマス商戦も始まります。国内でも、コロナの影響はあるものの、巣ごもり需要などに応えて収益を拡大する企業も出てきそうです。なかなか見極めが難しいところですが、好業績の企業などを中心に銘柄を物色したいところです。

短期~長期まで、チャートは力強い上昇トレンドへ

先週の日経平均の値動きをテクニカル面から振り返ってみましょう。前週に5日移動平均線を割り込んだことから、先週はこれを回復できるかどうかが一つのポイントでした。

ふたを開けてみると、連休明けの24日火曜日には、大きく窓を開けて、いきなり5日線を回復するところまで上昇して寄り付きました。その後は大きな陽線となって上昇。さらに25日水曜日も窓をあけて上昇、陰線にはなりましたが、終値ベースでは上昇となりました。その後、週末にかけても上昇しました。

今週以降の展開はどうなるでしょうか。チャートは非常にいい形です。5日線、25日線、75日線、さらに200日線が上から順に並び、扇型に開いています。これは典型的な上昇トレンドの形です。

注目すべきは200日線も横ばいから上昇に転じてきていること。短期から長期まで、いずれもチャートは上昇トレンドになっています。目線を上に持っていいでしょう。

ただ、RSIなどオシレーター系の指標が「買われすぎ」を示していることもあって、利益確定売りも出やすいところです。とは言うものの、心理的節目となる26,000円や25,000円までもだいぶ距離があります。若干の調整局面は押し目買いの好機と考えられます。

上値メドについて、月足や年足などで長期的に見ると、バブル崩壊後の1991年3月の27,270円付近まで目立った節がありません。ここを越えると、さらに上のステージに上がります。楽しみなところです。

下原 一晃

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執筆者
下原 一晃

マーケティング会社、リクルートなどを経て、PRプランナー・ライターとして独立。株式投資、投資信託をはじめとする資産形成や、年金、相続などに関する情報提供を行っている。あわせて、個人投資家がテクニカル理論を身に付けるためのヒントや知識の紹介にも取り組んでいる。日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト(CMTA)。