子どもの教育資金を貯める上で、多くの人が考えるのが「学資保険」ではないでしょうか。

最近では低金利の影響で学資保険はかつてほどの人気商品ではなくなったと言われています。しかし、筆者夫婦は1人目の子どもが生まれる前から学資保険を検討し、出産後すぐに加入。現在妊娠している2人目についても、産後すぐに同じ学資保険に加入する予定でいます。

各家庭によって学資保険をどのように考えるかはさまざまです。今回は私立大学進学の平均的な費用を参考に、我が家のケースを紹介します。

毎月の“先取り貯金”だと考える

我が家は共働き夫婦ですが、筆者は自営業のため産休や育休がなく、毎月の収入に幅があります。また夫は浮き沈みの激しい業界におり、さらに中小企業の管理職。今年はコロナの影響もあってボーナスも支給されないなど、決して安定しているとは言えないサラリーマンです。

そのため、毎月の家計でも、将来の教育資金を考えた時にも、決まった収入を見込みづらい状況にあります。1人目の子どもを妊娠してすぐに教育資金について夫婦で話し合っていたところ、ひとまず自分たちと同じように高校まで公立、大学から私立に通う場合を想定して毎月の目標貯金額は設定しました。

しかし、我が家夫婦はともに貯金が苦手。というのも筆者は毎月の収入が安定していないことに加えて夫は仕事柄、経費にならないタクシー帰りや仕事上の会食が少なくありません。妊娠中から目標の貯金額に及ばない月が経て続いていたために、とにかく「教育資金のための先取り貯金が必要だ!」ということで学資保険の検討を始めました。