節約上手さんが「やらない節約」とは

「無料」「ポイント」につられる支出

逆に効果のない節約は「買わないと損」と思う支出です。例えばポイントが貯まるからといって、余分にものを買ったり、駐車場代が無料になるから3,000円以上の買いものをしたりすることは効果のない節約といえそうです。

また、通販をする方は送料を無料にするために5,000円以上の注文をするといった考えも同じです。あったら便利と思って買ったり、必要以上にものを買っても消費期限が切れたり、整理できずにものがあふれてしまったりするほうが損になってしまうことも。

商品を購入する際は本当に必要なものかを考えた上で買うようにすると良いでしょう。基本的に「あったら便利なもの」はなくても問題ないことが多いです。

食費を節約

節約と聞くと食費を削る方がいらっしゃいますが、逆に不健康になり効果のない節約となりやすいです。朝ごはんを抜いたりお昼ご飯をインスタント食品で済ましていると、逆にお腹が空き集中力低下につながり作業効率が悪くなります。

また栄養が不足すると風邪なども引きやすくなり、せっかく頑張って食費を節約しても薬代でマイナスになってしまいます。

食費を節約するなら「自炊」が効果的です。お昼はお弁当にすると、お弁当用に作ったおかずの残りで朝食がとれます。夜も頑張って自炊すると必要な栄養もとれるので、風邪などもひきにくくなります。

自炊するとまとめ買いしたくなりますが、食材は1~2週間と決めて食べきれる量を購入すると味や栄養価が保てます。

電気代を気にして節約

毎月の電気代を気にして、こまめにつけたり消したりしている方はいらっしゃいませんか。これもあまり効果的な節約とはいえないでしょう。また、使用していない家電製品の電源プラグをこまめに抜くのもNGです。

今は省エネ家電が増えてきているので待機電力はあまりかからないようになっています。電気代を節約したい方は契約しているアンペア数を下げると基本料金が安くなります。また、家電製品を使う際は電子レンジやドライヤーなどの消費電力が高いものを一度に使用しないように注意するだけでも節約につながり、ブレーカーが落ちてしまう心配もなくなります。

まとめ

少しずつできるところから無理なく始めていくと、ストレスなく節約していくことができます。節約は心に余裕を持ちながら行うことが一番良いのかもしれないですね。

下野 明里