こんな様子を見ると、園内行事がないことをかわいそうに思うのではなく、「今だけだから」と前向きにもう少し辛抱できそうな気もしています。

園内行事の代わりに子ども向けオンライン行事も

一方で、各企業も子どもたちに向けたオンラインイベントを続々と展開しています。外出がしづらくまた園内行事が少なくなっている中でも、こうしたイベントを活用すると親としても残念な思いを減らすことができるでしょう。

たとえばベネッセの提供している「オンリアン幼稚園」では、ハロウィン当日の10月31日にサンリオとコラボした特別ショー「おうちでハッピーハロウィン」の開催を決定。事前に当日に踊るダンスの振り付けや英語のフレーズを習ったり当日使うグッズをおうちで楽しく作ったりできる「レッスン動画」を配信することで、本当の園内行事のように練習過程を経たお披露目の場として活用できる仕組みになっています。

また、株式会社KBSコーポレーションは10月に、低糖質米菓「コメコのコッチャン」を全国の保育園・幼稚園にプレゼントし、ハロウィンぬりえコンテストを実施しました。さらに、園外行事をなくした代わりに園内でのオンライン行事を導入する保育園もあります。

保育園の行事がなくなると、親としては「心配だ」「かわいそうだ」とネガティブな感情ばかりを子どもに抱いてしまいがちです。しかし、親ができるフォローやオンライン行事の利用など選択肢も数多くあります。この秋に子どもの園内行事の少なさに悩んでいる方は、参考にしてみてはいかがでしょうか。

【参考資料】
コロナ禍の子育て実態調査」(株式会社 明日香)
おうちでハッピーハロウィン」(株式会社ベネッセコーポレーション)
コメコのコッチャン×ハロウィーン企画」(株式会社KBSコーポレーション)

富士 みやこ