愛車を自分好みにカスタムして他の人と差をつけたい。そう思う人も少なくありません。「カスタマイズ」と聞くと世間的には“改造”といわれたり、良いイメージを持たれないこともしばしば。そんなこともあって、カスタマイズに二の足を踏んでしまう人もいらっしゃるかもしれません。
今回はそんな方々に向けて、コテコテにいじらないけれど自分流に車をカスタムできる小技をご紹介します。
純正パーツの流用
車を購入したときに最初から取り付けられているパーツを「純正パーツ」といいます。カスタマイズの基本として、純正パーツを流用する方法を試してみるのも1つの方法です。
今回紹介する方法は2つ。1つ目は最も簡単にできる、同じ車種のグレード間での流用です。
例えばホイールを上位グレードから流用してインチアップしたり、逆に下位グレードのものに変えてインチダウンしてタイヤ交換時のコストを下げる、という方法があります。内装パーツにおいては、上位グレードや特別仕様車のみ採用されているインテリアパーツを流用する、というのもいいかもしれません。
2つ目の方法はやや難易度が高くなりますが、同じメーカー車からの流用です。こちらもホイールが最も流用しやすいパーツで、ホイールの穴の数やピッチ数が合えば簡単に取り付けることができます。この際、タイヤの外径を純正に合わせないとスピードメーターが正確でなくなったり、タイヤが外に出すぎてはみ出たりすることもありますので、下調べが重要です。
オーディオなど見えない部分のカスタム
車に乗っていて音楽を聴く方に検討をおすすめしたいカスタムがオーディオ関係です。高級車となればオーディオは純正状態でもそれなりのものが付いていますが、それ以外の車の場合はスピーカーの性能が低く、音質があまり良くないこともあります。
そんな時はスピーカーを社外品に交換することで、音質が改善されます。スピーカーのグレードも様々で数千円のものから数万円と価格に開きがありますが、数千円台のエントリーモデルのスピーカーでも純正よりは音質が改善される場合があります。
取り付けの際は、ドアの内張りなどを取り外したり配線を加工する必要があるので、自信がない方はお店で取り付けてもらうのが良いかもしれません。
社外パーツを“純正然”に取り付ける
カー用品店には車の使い勝手を向上させる様々なものが売られています。これらはいわゆる「社外パーツ」といわれるものですが、これらも選び方や工夫次第によって純正パーツのように取り付けることもできます。
特に人気のある車種の場合、その車種専用に設計されたパーツ(ドリンクホルダーや追加収納)が発売されていて、後付け感が出にくくなるものもあります。
配線を”見せない“工夫をする
ドライブレコーダーやレーダー探知機など、純正オプション以外で電装品を取り付ける方もいらっしゃるでしょう。
こういった商品は電源をシガーソケットから取ったりするものも多いですが、その際に配線が出てしまってかっこ悪くなってしまうことも。
少々手間になりますが、配線を上手く内装などに隠すことで、そのかっこ悪さを解消することもできます。ただ注意点として、内張りを外したり浮かせたりする必要もあるので、壊してしまう心配も出てきます。取り付け方法をよく調べたり、場合によっては専門のお店に頼むなど検討してみてください。
「未塗装樹脂パーツ」を「艶ありパーツ」などに交換
車の外装に使われている部品は、必ずしもすべてが塗装されているとは限りません。塗装されていない部分は、つや消し黒色の樹脂パーツが使われていいます。ここの部分を艶のある部品やメッキ加飾のある部品に交換することで、質感が向上することもあります。
交換品でなくても、両面テープで貼り付けるタイプも発売されていますので気軽にカスタムすることができます。注意しておきたいのが、ほとんどの未塗装樹脂パーツにメッキパーツを付けたりすると逆にやかましくなってしまうこともあるので、ほどほどにした方が良いかもしれません。
他メーカーの車種からの流用
こちらは上級編となりますが、他のメーカーから販売されている車のパーツを流用することもカスタムの方法としてあります。タイヤホイールは規格さえ合えば流用できますし、ちょっと加工が必要になるものもありますが、外装などの部品も流用できるものもあります。
ちょっと前にはトヨタで純正設定されている「アルミテープ」を取り寄せて貼り付ける、というのも流行りました。ちょっとした工夫で流用できるものもあるので、こういった情報を調べるのもいいでしょう。
おわりに
コテコテにいじらなくても自分仕様にすることができる小技をご紹介しました。ファッションと同じで少しの発想と工夫で可能性は無限に広がっていきますので、ぜひ検討してみてください。
宇野 源一