賛成派

  • 子どもにお金を管理させることで金銭感覚を養える
  • お金を使う際の計画性が養える
  • 身をもってお金の使い方を学べる
  • お金は増やせることを学べるきっかけになる
  • お金の大胆な使い方を学べる
  • 例え無駄使いをしても失敗から学ぶこともある

反対派

  • 10万円の価値が分からないうちに10万円すべて使わせるのは理解できない
  • 10万円ではなく1万円でもよかったのではないか?
  • もらった10万円と必死に稼いだ10万円の価値は違う
  • 10万円に味を占めてしまいそうで怖い
  • そこまでの経済的余裕がある家庭でなければできないこと

筆者もさすがに「小学校低学年の子に10万円を渡して1~2カ月間ですべて使い切れ」というのは無理があるような気もしました。しかし実際に10万円すべて使った子どもの反応を見てみると、本当に欲しいものは何か・買うべきものは何か、しっかりと頭を使って考えているのが印象的でした。

そんなSNS上でのやり取りを見ていた筆者は、ふとあることに気がつきました。「そうだ、私自身も親から早期お金教育を受けていた…」と。

筆者が受けた「早期お金教育」とは

筆者が小学校3〜4年生の頃から、我が家では「お小遣い制度」が開始されました。毎月2,000〜5,000円ほどのお小遣いをもらい、欲しいものはその中でやりくりするという方法です。

キャラクターがついた消しゴムや筆箱などの文房具はもちろん、靴下や下着まで自分で貯めたお小遣いの中から支払っていたのを覚えています。

これを「早期お金教育」といえるのかどうかは人それぞれの考え方によりますが、筆者はこのスタンスのおかげで計画性を持って金銭の出入りを考えるクセがつきました。このことから考えると、金額は違いますが「子どもにお金を持たせる」ことは計画性の向上に役立つ可能性があるともいえるのではないでしょうか。