お金持ちは「支払い方がスマート」

筆者の周りのお金持ちの多くは、ほぼ例外なく「会計時の支払いがスマート」という共通点があります。

食事を一緒にしても、筆者が化粧室に行っている間に会計を済ませておいてくれたり、ちょっとした隙を見て事前に支払ってくれたりすることがほとんどで、レジを目の前に割り勘をするなどということは滅多にありません。

また、こちらが「支払います!」と意思表示をしても、「誘ったのはこっちだから」「いつもお世話になっているから」「臨時収入が入ったから今日はご馳走させて」など、こちらの負担にならないような声掛けでフォローしてくれるのも印象的です。

こんな風にエスコートしてもらえるととても嬉しいですし、何かビジネスチャンスがあれば優先的に知らせてあげたいと思えます。お金持ちの人はこのようにして「人に気持ちよくご馳走してあげる」ことで、運やビジネスチャンスを得ているのでは?とさえ感じてしまいます。

お金持ちは「出すときと締めるときのメリハリがある」

筆者が知る限り、お金持ちの人は「出すところでは思い切ってお金を使い、節約するところではきっちりと財布の紐を締める」という印象を受けます。

いくつもの美容サロンを経営している親族も、スタッフの働きやすさやサービスの品質を守るためなら驚くほどの投資を惜しみません。一方で、何に消えているのかわからない雑費があれば100円単位で行き先を把握し、必要のない経費にはびた一文支払わないスタンスを貫いています。

とくに印象的なのは、自分よりも「家族やお客様を気持ちよくさせるために、お金をたくさん使う」ということです。

貧乏でお金に困っている人の多くは、いかに自分が豊かになるかを重要視するのに対して、お金持ちは「相手にどう尽くせるか」に重きを置いている印象です。お金の流れやビジネスチャンスも、結局は「人と人とのご縁」によって繋がれていくものだと筆者は考えています。

多くのお金持ちの元に新たなお金やビジネスが舞い込んでくるのも、常に「人のために」考えられる人間性が深く関係していると思えてなりません。