その仕事は本当に稼げる?気になる職業の給与

給与が高いイメージのある職業は、果たして本当に稼げるのでしょうか?ここでは職業別に気になる給与を見てみましょう。
 

会社員の給与

まずは、比較対象として会社員の給与を見ていきます。平成30年(2018年)分「民間給与実態統計調査」を参考にしています。

  • 平均年収…440万7,000円(うち平均給料・手当371万円、うち平均賞与69万7,000円)
  • 平均月収…30万9,166円

※月収は、会社員の平均年収の「うち平均給料・手当371万円」を月平均に直した金額。諸手当含む。

企業の規模によっても大きく差があり、大企業であるほど高く、中小企業になると低くなる傾向です。あくまで平均値ではありますが、他の職種の給与と比べる際の目安にしてみてください。

行政系公務員の給与

続いて、人事院勧告の「平成31年(2019年)国家公務員給与等実態調査」より、行政系公務員の月収をみていきます。国家公務員と地方公務員で若干の差があります。

  • 国家公務員(一般行政職員等)…41万1,123円
  • 全地方公共団体(一般行政職)…36万2,047円

※俸給と諸手当⦅地域手当、広域移動手当、俸給の特別調整額、本府省業務調整手当、扶養手当、住居手当、単身赴任手当(基礎額)、寒冷地手当、特地勤務手当等⦆の合計額。ただし、特殊勤務手当や通勤手当、超過勤務手当などの実費弁償的または実績支給である給与は含まない。

地方公務員の場合、団体区分によっても差があります。指定都市や特別区など大きな団体であるほど高く、市町村など小さな団体ほど低い傾向です。また、実際には超過勤務手当が含まれるので、上記の金額に5~10万円が上乗せされると考えてください。

なお、会社員の平均月収の算出と同条件ではないため、正確な比較はできません。