貧乏になるには「収入<支出」の方程式が成り立つ

貧乏から脱却するためには、まず「なぜ自分は貧乏なのか」「お金がないのか」について真剣に考えることが重要です。貧乏になってしまう根本的な原因は、「収入よりも支出の方が多い」状況が続いてしまっているということです。

たとえば、年収200万円のAさんは一般的に「低所得者」とみなされますが、年収200万円をすべて自分の趣味のために使えるのであれば「生活が苦しい」とはいえません。

では、年収1,000万円のBさんはどうでしょうか?1,000万円あっても住宅ローンや食費・子どもの教育費に妻の美容代までBさんがすべて負担しなければいけない場合、もしかすると「生活が苦しい」レベルに陥ってしまっているのかもしれません。

また、このような「収入<支出」の方程式が成り立つ場合は、今一度「支出」を見直してみる必要があります。

貧乏脱却には、まず「固定費の削減」

「収入<支出」の詳細を明確にするためには、毎月かかっているランニングコストを計算してみる必要があります。特に、家賃・光熱費・食費・交通費・保険料・通信費など、毎月必ずかかっている「固定費」に注目してみましょう。

固定費をうまく削減できれば、毎月安定したコスト削減が実現できます。筆者がはじめに見直した固定費は「スマートフォン(スマホ)のプラン見直し」「保険の見直し」です。

今までは毎月1万円以上のスマホ代を支払っていましたが、キャリアを思い切って変更することで毎月約8,000円の節約に成功しました。年間で10万円近いのでバカになりません。

また、加入して5年目を迎えた医療保険にも着目しました。これも毎月約1万円の保険料を支払っていたのですが、結局「掛け捨て」になっていて、もったいないと感じたため解約。

今では毎月、自分の口座に積立預金をしているので、何かあればそこから支払おうと思っています。

また、医療費に関しては高額療養費制度を活用すればある程度は対応できると判断し、夫の生命保険のみ続けることにしました。医療保険に対する考えは人それぞれ異なるため、解約をおすすめしているわけではありません。しかし、自分で貯蓄できる管理能力があれば契約継続の必要はない、と個人的に考えての決断でした。