夜間や休日、突然の体調不良に見舞われた時、皆さんどうしていますか?普段健康な大人であれば、しばらく自宅で様子を見てみよう、となるかもしれません。でも、お子さんや高齢者の方、また持病が心配、という場合は話が違ってきますよね。

「一番近くの総合病院であればどこでも受け付けてくれるのか」「どこに問い合わせればよいか」などで困った経験がある人も多いはず。

救急病院にもいくつか種類があります。「近かったから」という理由だけ大病院に駆け込んでも、「担当診療科のドクターが不在で診察できません」といった理由で受診を断られてしまうことも…。さらに、診療時間外の受診には割増し料金がかかる病院もあります。

今回は、「救急病院の違い」と「受診料加算」についてお話ししていきます。

そもそも救急病院とは?

救急病院は、正式には「救急指定病院」といいます。

消防法によって定められており、認定条件を満たした医療機関が救急患者の診療に協力できると都道府県に申請。申請を都道府県知事が認めた病院・診療所が救急指定病院と名乗ることができます。

救急指定病院は、対応する症状や緊急性により一次救急、二次救急、三次救急と3段階に分かれています。一次救急は「初期救急」と呼ばれることもあります。