今どきの高校生、大学生は預貯金をしている?

Aさんは高校3年生の女子です。小学校低学年だったある年のお正月、お年玉をもらった後に母親がAさん名義の預金通帳を見せてれくれました。Aさんが母親に「どうして自分の名前なの?」と聞くと「赤ちゃんの時…3カ月検診の帰りに作ったのよ」と答えました。

初めて見る通帳には、すでに預金があります。Aさんが生まれた時に親戚から頂いた出産祝いや、小さい時にもらったお年玉、久しぶりに会った親戚の方から頂いたお小遣いなどをAさんのお母さんはそのまま銀行に預けていたのです。

高校生になった時から今度は自分でお年玉を預金するようになり、通帳の残高が増えると嬉しく感じるそうです。SMBCコンシューマーファイナンス株式会社が2020年1月にインターネットリサーチで実施した「10代の金銭感覚についての意識調査2020」の中に、15歳~19歳の学生1,000名を対象にした「預貯金をしているか?」という質問があります。その回答の内訳は下記のとおりです。

預貯金をしている:50.6%
預貯金をしていないが、したいと思う:40.0%
預貯金をしていないし、したいと思わない:9.4%

およそ、およそ5割の高校生大学生が、預貯金をしているという結果になりました。小遣いから預貯金をするのはなかなか難しいかもしれませんが、お年玉でまとまったお金が入ればできるかもしれませんね。