60代〜70代ではネット通販の利用が増加

キャッシュレス決済の利用頻度や時間が増えた背景には、自宅にいながら買い物ができるネット通販の利用も原因の1つとして挙げられるでしょう。年代別に見ても10代では34.0%、20代で26.9%、30代で31.0%、40代〜50代で17.5%がネット通販が増えたと回答しています。(複数回答)

COVID-19の感染拡大後から利用頻度や時間が増えたことについて(出典:㈱JCBの調査より)

特に60代〜70代では21.5%の人がネット通販の利用が増えたと回答していて、キャッシュレス決済や無料動画サービスなどと比べても多くなっているのが特徴の1つと言えます。

若い世代では人生の転機として投資や副業を検討

COVID-19は人生の転機になることもあるようで、これをきっかけにして検討したことの中には、投資や副業がランクインしていました。20代で「投資」を検討した人が12.5%、「副業」が11.5%、30代では「投資」が13.0%、副業が9.0%となっています。将来に向けた資産形成を考えたり、副業によって収入を増やすなど家計や経済面での意識の変化があったことがうかがえます。

まとめ

COVID-19によって新しい生活様式が提唱されました。家の中で過ごす時間が増えたり、人との接触を減らす努力をする中で、キャッシュレス決済やネット通販などを積極的に活用する人も見られます。また投資や副業などお金の面でも意識改革が起きています。COVID-19との共存の中でどんどん新しいことにチャレンジしていく前向きな人も少なくないことが見えてきたようです。

【参考】

令和2年 みんなのおうち時間の調査」  ㈱JCB

データ集計期間: 2020年8月26日~8月27日
調査方法:インターネット調査
調査対象者:全国15歳~79歳(15~19歳、20代、30代、40代~50代、60代以上(60~79歳))の男女
有効回答数:1,000名 (男女各500/各年代200)

渡辺 ももえ