「先日、たまたま家族で食事に出かけたら、夫の会社の部下にばったり会ったんです。すると相手の方がいきなり『あぁ、ようやく噂の奥様にお会いできた!』って」

何のことかわからなくて、きょとんとしているAさんをよそに、お相手は話を続けます。

「いつも会社で『俺は家庭第一だから』『俺たち夫婦は今でもとても仲がいいんだ』と、いつもラブラブアピールされていますからね、僕たちあてられっぱなしですよ」

事実と明らかに異なるお相手の話に、あきれてものが言えないAさん。するとご主人はニコニコと笑って「やっと会わせることができてよかったよ、どうだ、いい女だろう」と言うではありませんか!

「その方と別れると、途端に仏頂面に逆戻り。『あなた、いったい会社でどんな話をしているの?』と聞くと、むすっとして『外でお前の文句ばかり言ってるよりいいだろう』って」

実はAさんの前では照れくさくてうまく愛情表現できないんじゃないですか?と筆者が問うと、Aさんは憮然としてこう答えます。

「いくらそうだとしても、私の前ではみじんも愛妻家のそぶりを見せないんですから。外でよく見られたいから調子いいこと言っているようにしか思えません。それに、それだけ外で褒められるんだったら、一言面と向かって『いつもありがとう』くらい言ってくれてもいいじゃないですか? 外ヅラの良さに腹が立って仕方ありません」

イクメン? みんな騙されてる!

続いてご紹介するのは1歳の男の子のママ、Cさん。Cさんの夫は、自分の機嫌がいいときだけ子供と遊び、気分が乗らない時は、どれだけ子供が泣こうが、Cさんが忙しそうに動き回っていようが無視。

「子供の面倒を見ると言っても、ちょろちょろっと遊ぶだけ。お風呂に入れるのは『怖い』と嫌がるし、オムツ替えに至っては『俺は無理』の一点張り。もう、そんな主人に頼ることは諦めました」