新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、一般家庭の家計にも大きな影響を与えています。特別定額給付金の10万円はあるにせよ、仕事が減り収入も減少する中でお金の不安を抱える人も多いでしょう。
㈱Grillが行った「コロナ禍における家計に関する調査」をもとにして、家計の実態を見ていきましょう。
子どもがいると家計の出費増の傾向
デジタルとリアル領域を横断する包括的なコミュニケーションサービスを提供する㈱Grillが行った「コロナ禍における家計に関する調査」によると、COVID-19によって出費が増えたか?との質問には、「増えた」と回答した人が男性では38.3%、女性では 48.6%、全体で46.1%となりました。
一方「変わらない」は37.8%、「減った」が16.1%とのことからも、半数以上は家計に大きな影響が出ていないことがわかりました。
子どもの有無で見ると、子どもがいる家庭では50.4%が「出費が増えた」と回答、一方子どもがいない家庭では「増えた」と回答した家庭は31.9%との結果になりました。
出費の中で何が一番増えたのかと言うと、食費です。子どもがいる家庭では、95.1%が「食費の増加」を感じていて、3月からの臨時休校が大きく影響していることがうかがえます。