祖父母の健康を考えるからこそ「呼ばない」選択

また、同調査では新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響を比較的受けやすいとされる高齢者である祖父母を招くことに対しどう考えているかを質問。「とても不安(47.3%)」「やや不安(36.4%)」と8割以上の人が祖父母を招くことに「不安」を感じていることがわかりました。

・「今年は子供が二人とも七五三に該当する年齢なので、昨年から家族みんなで『華やかにしたいね』と話していました。しかし、今回のコロナ禍で撮影自体メドが立っていません。ただ、お参りや撮影をするにしても祖父母は呼ばないかな、と夫と話しています。すごく楽しみにしてくれているし『お金のことは心配しなくていいから!』とまで言ってくれている義両親に対し『こないで』というのは気が重いです」

・「私の実家が遠いので、祖父母を招待するとなると大規模な異動をお願いしなくてはならず誘うのを躊躇しています。田舎に比べ東京はまだまだ感染者数も多いので、上京させてその後両親がご近所に何かいわれても申し訳ないし。実母は気にしないといっていますが、私は田舎の目が気になって仕方ありません」

・「こんな時世なので七五三は子供と親だけでやると伝えたところ『大げさにしなくても一日くらいどうってことないのに。そんなに私たちに来てほしくないの?』と姑にいわれました。コロナのことをあまり真剣に考えていない姑からすると、私が来てほしくない口実に使っているようにみえたようです」

親と同じかそれ以上に孫の成長を楽しみにしている祖父母。神社やスタジオが感染対策をしてくれたとしても、会食や大規模移動を伴う祖父母の参加を躊躇してしまうのはうなずけます。