一生に一度の七五三。7割の保護者が不安を感じる

ピクスタ株式会社が2020年8月に発表した「コロナ禍における七五三撮影に関する意識調査」によりますと、「七五三の実施にあたっての心境」という質問に「非常に心配(25.5%)」「やや心配(43.6%)」と回答。約7割の保護者が七五三の実施に憂慮していることがわかりました。

とはいえ、七五三の記念撮影に関して質問をすると「これから撮影を行う予定(29.1%)」「コロナの影響を見ながら撮影の実施を検討する予定(34.5%)」と、撮影に対して前向きに検討している人が63.6%にのぼる結果に。「コロナの影響を見て、今年は撮影を断念する予定」と回答したのは12.7%と少数派のようです。

とはいえ「実施する」と一言にいってもただ例年のようにおこなうわけではありません。調査によると「3密を避けるために、七五三のピーク時期(11月)や休日(土日祝)を避ける等、対策するか」という質問に対し、「まだ考えられない(40.0%)」が最多の回答に。逆に「ずらす予定はない(1.8%)と例年通りにすると回答した人はわずかな結果になりました。みなさん、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行具合を見ながら柔軟に対応していこうという姿勢が見て取れます。

また、対策を取っているのは参拝する側だけではないようです。太宰府天満宮の公式ホームページ「七五三期間について」によりますと、今年は密集を回避するため七五三のお祝いを9月1日から12月初旬まで延長することを決定。その他の神社などもそういった対応をおこなっており、今年は各地で「七五三の分散化」が予想されます。