ステイホームで見直される「ローリングストック」

では、具体的にはどのように「いざというときの備え」を行えばいいのでしょうか。ここで、「ローリングストック」という考え方をご紹介しましょう。

これは、「普段から少し多めに食材、加工品を買っておき、使ったら使った分だけ新しく買い足していくことで、常に一定量の食料を家に備蓄しておく」という方法です。(※2)(日常の中で備蓄と消費のサイクルを繰り返すことで、「消費期限が切れていた」「使い方や食べ方が分からない」といった事態を防げるメリットがあります。

なお、農林水産省の「緊急時に備えた家庭用食料品備蓄ガイド」で推奨されている備蓄量は「最低3日分、大規模災害に備えてできれば1週間分程度」です。まずはレトルト食品などを数日分用意し、「食べたら補充すること」を意識しましょう。

カセットコンロや乾電池など、非常時に活躍する生活用品についても、同じように備えておくと安心ですね。特に、携帯電話やスマートフォンの充電対策は忘れないようにしたいものです。

(※2)「備蓄の心得 ローリングストックについて」トクする!防災 一般財団法人日本気象協会