コロナ禍に株デビューした人たち。今が「投資のチャンス」と思った理由

ニュースを見て「それなら自分も」と思った

電機メーカーで働く20代のBさんは、「自分はみんなよりも投資デビューが遅かったと思う」と話します。聞けばBさんは、証券会社の口座開設者が急増しているというニュースを見てから口座開設の申し込みをしたのだそう。

「コロナ禍自体がチャンスだと感じたというよりは、証券口座を開設している人が増えているというニュースを見て、『それならいいきっかけだし、やってみようかな』と。『ほかの人がやっているなら自分も』と思ってしまうのは、けっこう日本人に多いと思う。もちろん色々と考えた上で、敢えてコロナ禍に投資を始める人もいるのかもしれないけれど、自分の場合はそんなに戦略的ではない」と話します。

ほかの人もそうしているよ、と言われると自分もやったほうがいいのかも…と思うことはあるでしょう。Bさんもそのタイプだったようですが、そのままのんびり株式投資を続けていると言っていました。

身近な企業が苦境に陥っているのを見て

性格の悪い話かもしれないけれど、と前置きをして話してくれたのは設計関係の仕事をしている20代女性のCさんです。「取引先の企業の多くがコロナ禍で苦境に立たされてしまって、『株価も下がっているから、うちの株買っといてよ』と冗談めかして言われていたときに、ある意味チャンスなのかなと思ってしまった」と笑います。

「身近に証券会社の友達がいたというのも大きくて、その子が『トランプさんが大統領になったときの大統領選のときも、いったん暴落したけれど直後から株価が上がった。先行き不安なときが一番株価が下がって、結果がどうであれ決まってしまえば株価は戻るんだよ』と言っていて、そんなもんなんだってびっくりしたのも心に残っていた」のだそう。

『もしかして、コロナ禍も先行き不安だから株価が下がっていて、この先ワクチンや特効薬が広まるようになったら元に戻るんじゃないかな』と思ったから」と話してくれました。

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執筆者
  • 大塚 ちえ
  • コラムニスト/ファイナンシャルプランナー

AFP(アフィリエイテッド・ファイナンシャル・プランナー)資格保有。新卒から一貫して証券会社に勤務し、国内株やFX、CFD、先物・オプションなどデリバティブ商品の営業企画に従事。スポーツと音楽が趣味。金融機関勤めで得た知識と経験で、貯金・節約から投資までお金に関する悩みに向き合う。「くらしとお金の経済メディア LIMO」のほか、「Mocha」「DRESS」「CHANTO WEB」などに執筆。