小4長男、年長次男、3歳長女がいるわが家。子どもが2人のときに比べ、3人になってからはそれぞれの個性の強さや、きょうだいの関係性の広がりをより感じるようになりました。
バラバラの性格や個性を持つ3人兄妹が繰り広げる”小さな社会”は、親が学ぶ場面も多いものです。
それぞれの子の個性の強さを実感
我が子には「元気な子になってほしい」「サッカーを教えたい」「音楽が好きな子に育てたい」など、さまざまな希望を持つ方も多いのではないでしょうか。
本が好きな子になってほしいと思っていた筆者ですが、子どもが1人、2人、そして3人と増えるにつれ、親の思いよりも子どもの個性の強さを実感するようになりました。
きょうだいとはいえ、気質や性格、好き嫌い、趣味嗜好、生活リズムまでバラバラの子どもたち。その違いは新生児期から見られ、たとえば睡眠だけとっても、規則正しく早寝早起きの子もいれば夜遅くまで泣く子、朝の3時に必ず起きる子と異なりました。
性格を観察してみても、「大人しく神経質だけど自分の意見を曲げない強さがある」「ヤンチャだけど繊細で内弁慶」「いつでも笑顔だけど怒りんぼうで人見知り」とさまざま。遊び方や食の好みまで見事にバラバラで、生まれ持った個性の強さを実感します。
それぞれの個性を持つ3人を見ていると、金子みすゞの詩「みんなちがって、みんないい」がすんなりと理解できます。リビングにたくさんの本をそっと並べつつも、それぞれの子の個性を観察し、のびのびと伸ばすということが育児の目標になりました。