キレて大爆発してみた
関東近郊に住む30代のDさんは、2歳と6歳の娘さんがいます。「女の子だから育てやすいというお義母さんの言葉を真に受けた夫。『母さんはちゃんとやってた』とか『女の子だからいいじゃん』とか言って、のらりくらりと子どもの世話から逃げていた」のだそう。
「平日は『上司に誘われた』と言って飲み会に行ったり、土日は『接待ゴルフ』だの『大学時代の友達と久しぶりの同窓会』とか、こっちがダメ出ししづらいことばかり言ってくる。そういうズルさに呆れて嫌になり、ある日大爆発。普段はおとなしくしている私のキレ具合にビックリしてしまったのか、それ以降は態度が改まった」と話していました。
「ただ単純に激怒するだけじゃ意味がないと思ったから、怒りを小出しにすることはしなかった。我慢して我慢して、ずっとおとなしい妻でいて、急にキレることにした。とにかくキレたけど、半分は演技で、収入に関することや夫の家族のこと、コンプレックスのことなど絶対言ってはいけないことだけは言わないよう気を付けた。じゃないと夫婦関係が破綻すると思ったから。怒りのポイントは『育児参加しない』という1点だけに絞って伝えた」と教えてくれました。
ただ怒りをぶつけるだけでは夫婦に溝ができるだけですし、効果的に怒るというのは重要なことなのかもしれませんね。
おわりに
夫婦関係を崩すことなく夫の子育て協力が改善された4人のエピソードを紹介しました。もちろん、キレてみたり、話し合いをしてみたりしてもうまくいかないケースもたくさんあります。パートナーの性格をよく見極めて協力をお願いすることが大切なのでしょう。
大塚 ちえ