そのような中、日経平均株価は方向感に乏しい値動きとなり、最後は今年2回目の5日続落で終わりました。取引時間中の高値は22,506円(+109円)、安値は22,334円(▲63円)となり、値幅(高値と安値の差)は約172円となっています。

なお、TOPIXも同じような値動きで3日続落となりました。

東証マザーズ株価指数は5日ぶり反発、売買代金は72日連続で1,000億円超え

東証マザーズの出来高は1億1,270万株、売買代金は1,535億円となり、いずれも前日より増加しました。売買代金は72日連続で1,000億円を超えていますが、個人投資家にも様子見スタンスが継続されたようです。

なお、一部主力銘柄にわずかながら買戻しが入ったことで、株価指数は5日ぶりの反発となりました。ただ、終値は依然として1,000ポイント割れが続いています。

通期減益予想の花王が急落、営業時短要請で外食株が軒並み大幅下落

個別銘柄では、化粧品事業の不振などから、前日に通期(2020年12月期)の業績予想を一転して減益見通しに下方修正した花王(4452)が一時▲6%超安へ急落し、終値も▲5%超安のまま引けました。

また、決算発表ではなかったものの、化粧品事業を柱とする資生堂(4911)も連想売りに押されて一時▲6%安に迫る急落となっています。