また、四半期ベースで初の営業赤字に転落したキヤノン(7751)が終値で▲14%安に迫る暴落となり、終値が▲6%安へ急落したニコン(7731)と同じく▲10%超安の暴落で引けたコニカミノルタ(4902)とともに、年初来安値更新となっています。なお、キヤノンの株価は約21年ぶりの安値更新でした。

その他では、通期業績予想が期待外れだったファナック(6954)が一時▲8%超安の急落となり、最終赤字に終わったQ1決算でいきなり店舗閉店のリストラ実施を発表した吉野家ホールディングス(9861)も終値で▲9%安に迫る急落となったこと等が目を引きました。

一方、決算発表後に急落する銘柄が相次ぐ中、通期業績の増益予想を開示したシマノ(7309)が大幅高で再び上場来高値を更新しました。

また、決算発表ではないものの、ソフトバンクグループ(9984)も値を上げて連日の年初来高値更新となっています。

その他では、小売り株でニトリホールディングス(9843)とウエルシアホールディングス(3141)が連日で上場来高値を更新したことが注目を集めました。

葛西 裕一