パートナーのへそくりが許せるか許せないか、それは金銭的余裕が大きく関係しているような気がします。
Aさんの奥さんは「自分は買いたいものも我慢しているのに」とAさんを責めました。これは、「私は一生懸命節約に励んでいるんだから、貯めるお金があるのなら家計に回してほしい」という奥さんの切なる訴えではないでしょうか。
他方、Cさんの夫は「家計費として渡している金額を、どう配分しようとそれは妻の自由」という考え方。妻の配分になんの不満もなさそうです。
もしかしたら、Aさんの奥さんもへそくりできるくらい家計に余裕があれば、Aさんのへそくりを笑って許してくれたかもしれません。逆にCさんの夫が小遣いを少ないと不満に思っていたら、Cさんのへそくりを許せなかったのではないでしょうか。
まとめ
へそくりをすることは、何も悪いことではありません。むしろへそくりをすることで「万が一」の支出に備えることができるので、心に余裕を持つことができます。しかし、へそくりをするからには、「もしもバレたらどうするか…」ということもしっかり考えておいた方がよさそうです。
コツコツとお金を貯めていたせいで、夫婦仲が危機に陥った…なんてことのないように、へそくりをするときには細心の注意と「うまい言い訳」をお忘れなく。
大中 千景