今後の展開はどうなるでしょうか。25日線を回復できたのはいい兆候です。下値の堅さも感じさせます。ただ、上値も重く小幅にもみ合っています。15日には一時22,965円と、23,000円に迫りましたが、超えることはできませんでした。
今週、まずは目先意識されやすい23,000円を超えられるかどうかが大きなポイントになります。その後すぐに控えている6月9日の高値(23,185円)を超えることができれば、視界は広がり、24,000円台までするすると上がっていく可能性もあります。
現状は、もみ合いのペナントを上抜けたところです。6月23日の高値(22,693円)、7月6日の高値(22,734円)など直近の戻り高値を超えているのも頼もしいところです。25日線を割り込まない限りは、上目線でチャンスをうかがう姿勢でいいでしょう。
逆にここから調整があるとすれば、節目となる22,000円、6月29日の安値(21,969円)などがメドになるでしょう。さらに6月15日の安値(21,529円)を割るようだと、短期的な上昇トレンドが否定される形になりますので警戒が必要です。
ただし、その場合でも、3月19日の安値(16,358円)から、6月9日の高値(23,185円)までの上昇の3分の1押し(20,909円)、半値押し(19,771円)あたりまでは、中期的な上昇では「押し」の範囲内です。押し目買いの好機とも言えます。
下原 一晃