燃費が良い車は、本当に「お得」なのか

皆さんは車を選ぶとき、どういった基準で選びますか?自分の好きなデザイン、走行性能、車内空間の快適さなどなど…。人によってさまざまでしょう。

これら以外にも車選びの判断基準として「燃費」を重視して車を選ぶという方もいますが、燃費だけで車を選ぶのは少々「?」な部分もあります。今回は、燃費だけで車を選んだ際に実際に陥ってしまう状況と、車選びの考え方をご紹介していきます。

「燃費が良い」は、本当に得しているの?

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まずここで考えてみたいのは、「燃費が良い車を購入」=得?ということです。

最近ではカタログ値で1Lの燃料当たり30km以上も走る超低燃費の車も登場しています。これらの車は、燃費がいい分高性能なバッテリーなどを搭載している関係で、車両価格が高額になっている傾向があるのです。

もちろん、燃費が良い車に乗っていれば使用する燃料の量は減りますから、CO2排出量が減り、環境に優しいという側面もあります。しかし、環境に優しいというプラス面以上に家計にはそれほど優しくないということも同時に考えたいところです。

家計に優しくない、を言い換えると「車の購入費用と長期間乗ったことによるガソリン代」を合算した際にどれくらい出費しているのか、という点です。

燃費の良い車は高額ですがガソリン代は安価です。発想を転換して、「それほど燃費は良くないけれど、安価な車を買った場合」のトータルコストはどうなるのか、ということも考えてみてはいかがでしょうか。

例えば、日産ノートを購入すると仮定してみます。ノートには通常のガソリンエンジン車と「e-POWER」というガソリンエンジンで発電した電力を使ってモーター駆動するグレードが存在します。

車両本体価格を比較してみると、ノートの「X」グレードは約155万円、「e-POWER X」は約205万円50万円もの価格差があります。1L当たりの燃費は「X」が23.4km/L、「e-POWER X」が34.0km/Lと約10kmの違いがあります。

以下では、車の購入費と燃料代の総額はどれくらいになるのか、シミュレーションしてみましょう。

実際にシミュレーションしてみよう

それでは、実際にどれくらいの費用差が出るのかシミュレーションしてみましょう。ここでは使用する燃料費を算出して比較してみたいと思います。

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大学を卒業後、大手メーカー系自動車販売店に勤務。その後は現職である金融関連企業へ転職。
自動車販売店では、個人顧客をメインに新車や自動車保険を販売し、年間平均60台の新車を販売。
現職では金融業界に精通した業務や教育支援を中心に行っており、自身もFP資格を保有。
記事で扱うテーマは自動車関連を中心にFP的な視点も含めて解説する。
Twitter:宇野源一(げんげん)