育児ポリシーをおしつけないで!
「孫の将来を思って…」というジジババ心なのか、はたまた自分が子育てで実現できなかったことを、孫でリベンジする気なのか?まるで自分が親であるかのように、孫のしつけや教育に干渉してくる祖父母の話もよく聞きます。
モヤモヤ③「三歳児神話」信者の義母
「『3歳までは母親は子どものそばに』というポリシーが強い義母。産後が仕事復帰しようと“保活”を始めたのが気に食わないらしく、ことあるごとに口を出してきます。『1歳で預けられるなんてかわいそう』『そんなに子どもが可愛くないなら私が育ててもいいけど?』と言われましたよ。私だってもうちょっと子どもと一緒にいたいです。でも自分自身のキャリアも大切にしたいし、子どもの教育費の面も考えて復職すると決めたんです。やるせない気持ちを通り越して、正直『うるさい、ほっとけ!』って思います」
モヤモヤ④エリートコース目指して「お受験」を強要
「義母から突然、有名幼稚園のパンフレットを渡されました。義母の姉の孫も通っているとか。入園倍率が高いことで有名な「エリート幼稚園」です。うちの娘には、のびのび系の教育方針の方が合っていると思って丁重に断ったのですが…幼稚園受験用の塾の入会案内を手渡され、「小さいころからの厳しい教育が大事なのよ!」と説いてきました。あそこの幼稚園に合格するには「心・技・体」がそろってないと、なんて言い出して、親子スイミングの案内も持ってくる始末。ウチにはウチの教育方針ってものがあるんです!」
親ならば誰でも、我が子の将来について真剣に考えています。孫のしつけや教育方針について考えを押し付けるのはほどほどにしていただきたいところ。年長者の意見として耳を傾けるべき部分もあるかもしれませんが、実際に子育てするのは両親です。自分たちのライフプランや教育方針に自信をもち、場合によっては『NO』をハッキリ伝えることが必要です。
「正直な意見を伝えたら嫁姑戦争勃発!」になりそうな場合は、祖父母の話に“合わせているフリ”をしつつ、自分達の軸をブレずに持ちましょう。祖父母は子育ての主役でも、責任者でもないのですから。