「高いタイヤ」と「安いタイヤ」の違いってなに?
それでは、高いタイヤと安いタイヤの明確な違いについて確認していきましょう。
比較をする際は同一メーカーのタイヤで比較するのが一番ですから、今回はブリヂストンの乗用車用タイヤで確認をしていきます。
ブリヂストンの乗用車用タイヤには様々な銘柄がありますが、価格順で並べていくと上から「レグノ→プレイズ→エコピア→ネクストリー」となります。最上位のレグノと最廉価のネクストリーの決定的な違いは「静粛性」です。
車の走行中、タイヤは路面からの音を拾います。これはロードノイズと呼ばれるもので、走行中の「ゴー」という音のことを指します。
値段が高いタイヤは静粛性を高めることで快適性を向上させています。
これ以外にも、乗ってみなければわからないポイントも複数あります。例えば、走行中にハンドルを切った時の車の応答性や乗り心地。値段の高いタイヤになればなるほど、タイヤのサイドウォール(側面)が硬くなり、ハンドルを切った際にタイヤが「グニャッ」となって車が横揺れするのを防ぐ効果があります。サイドウォールが硬いとデコボコ道などでの安定性も高くなるので、車に乗っている人に伝わりにくくなります。
1~2トンの車を支えるタイヤですから、タイヤのグリップ性能も非常に重要な要素です。タイヤが地面にあまり食いつかないと、カーブを曲がった時に自分が思う以上に車が曲がらないなどの弊害も出てきます。
もちろん最廉価のネクストリーには必要最低限の性能は担保されています。高級になるにつれてこれらの性能が高くなっていくイメージでしょう。