着まわしやすいので、つい日々手に取ってしまう無地のTシャツ。ただ、毎日そればかりでは飽きてきてしまうもの。かといって、しっかりプリントが施されているTシャツは今の気分的にはトゥーマッチだったりする。
理想は無地Tのシンプルさをベースにしつつ、適度なデザイン性がある一着でしょうか。今回は無地Tと併せて揃えておきたい、“ちょいアレンジ”が絶妙なTシャツを5着ピックアップしてみました。
“これぞエディフィス”なさじ加減
シンプルな無地のポケTをベースにしながら、ストライプのラインを2本縦に走らせて、グッと爽やかに仕上げたのは〈エディフィス〉の一着。ホワイト×ブルーのカラーの掛け合わせも同ブランドらしいクリーンな印象です。
これ、上に何か羽織った際はストライブ部分が隠れるので、インナー時は無地T感覚で使えるのもちょっとしたポイント。別カラーのブラックもありますが、秀逸なのはホワイトのほうかと。
国産ファクトリーブランドの人気モデル
〈ジャックマン〉で毎年好評なのが、モノトーンのシックな配色で生地を切り替えた「シームTシャツ」シリーズ。国産ファクトリーブランドが放つ人気モデルです。
ホワイトのラインを中央に配置した「B/W Mid」、ショルダー部分のみホワイトで切り替えた「B/W High」ともに遊び心あるデザインながら、派手さはなくむしろ大人っぽい仕上がり。着こなしが単調になる夏場のコーディネートには重宝するはず。
デニムよりスラックスに合わせたい
〈アダムエロペ〉からも中央にラインをあしらったタイプがリリースされています。ちなみに、ラインのカラーはブラックではなくネイビー。
生地に採用したポンチ素材はコットンより光沢感があるので、上品かつクリーンな雰囲気で使える一着です。スラックスに合わせて夏のビジカジコーデに取り入れても映えそう。伸縮性を備えているので、着心地が楽なのもポイントです。
〈ベルバシーン〉はパックTだけじゃない
Tシャツフリークの間では、無地のパックTが定番として知られている〈ベルバシーン〉。こちらは無地のポケTに袖ラインを“ちょい足し”することで、定番の魅力をアップデートした一着です。デニムや軍パンを穿く機会が多い方なら活躍頻度も高いはず。
アメリカ海兵隊に採用された実績を持つ老舗ボディメーカーだけに耐久性も申し分なし。「パックTシャツ同様に飽きのこない新定番アイテム」と提案スタッフが語る一着をぜひお試しあれ。
結局ヘビロテするのはこんな一着?
ベースは無地Tながらネックリブにボディと異なるカラーを配することで、変化をつけたのは〈メイプル〉。リンガーTシャツのように、袖リブのカラーも併せて変えてしまうと子供っぽくなってしまうものですが、あくまでネックリブのみに留めたバランス感覚が秀逸。
派手さはありませんが、こういう一着こそ手放せなくなったりするものです。色違いのブラウンも渋い。
あとがき
無地TでもなくプリントTでもない。いざ探し出すと、なかなか見つからない5着が揃いました。マンネリしがちな夏場のコーディネートに重宝すると思いますよ。
FACY