「持たない暮らし」の大誤算…新型コロナで直面した“ミニマリスト”の悲劇

物があふれすぎている現代社会。その流れに巻き込まれまいとするかのように、近年「シンプルに生きたい」と考える人が増えてきました。その象徴ともいえるのが「ミニマリスト」。必要最小限の物だけを持つことで、かえって心が豊かになる…という考えのもとで生活している人たちのことです。

大量生産・大量消費のアンチテーゼともいえるミニマリストは、自分の気持ちに正直にストレスなく生きているように見えるので、憧れを抱く人も少なくありません。しかし、安易な気持ちでミニマリストの沼に足を踏み入れると…取り返しがつかなくなることもあるようです。

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「物がない」ことがこんなに心細いとは…

ミニマリストとして快適な生活を送っていたAさんですが、このたびの新型コロナ騒動で「ミニマリストであること」をひどく後悔した…と肩を落とします。

「もともと片付けが苦手だった私。家が片付かないのは、物が多すぎるせいだ!と気づいたのがミニマリストを目指すきっかけでした」

家にあるものを8割減らす、を目標にAさんはどんどん物を処分していきました。今まではトイレットペーパーや洗剤などを、特売のたびに買いだめしていたのですがそれも止め、必要なときに必要なぶんだけ購入するようにしたのだそうです。

「買いだめをしないことで、家の物がずいぶん減りました。それに、近くにスーパーもドラッグストアもあるので、なくなったら都度買いに行けばいい。『あぁ、あれがもう切れてしまった!困ったわ…』なんてことは全くなかったんです」

我が家は買い置きなんてしなくていいんだ、と思っていたAさんは、憧れのシンプルライフを手に入れ、本当に充実した毎日を過ごしていました。新型コロナウイルスが感染拡大するまでは…。

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