また、為替相場の円安進行を好感して自動車株が引き続き買い戻され、日産自動車(7201)が一時+9%高に迫る急騰となり、マツダ(7261)、ヤマハ発動機(7272)、日野自動車(7205)なども終値で+5%超高へ急騰しています。

さらに、ハイテク株ではシャープ(6753)が+7%高へ迫るまで急騰し、パナソニック(6752)も大幅高で引けました。

さらに、銀行株が一気に買い戻され、三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)や三井住友フィナンシャルグループ(8316)など軒並み+5%高前後へ急騰したのが目を引きました。

一方、中外製薬(4519)やテルモ(4543)など株価上層が続いた医薬品株の一角が利益確定売りに押されました。また、ノーベル医学・生理学賞の本庶佑氏(京都大特別教授)から特許をめぐる協力金支払いで提訴されることが明らかになった小野薬品工業(4528)も一時▲6%安に迫る急落となりました。

その他では、SMC(6273)が取引時間中に上場来高値を更新した直後から売りに押され、終値は大幅安となったことが注目されたようです。

葛西 裕一